No.1 Alchemist

9.kyuu 処方箋

LANDSCAPE AROMAに使用される精油の歴史と特徴

 

No.1 Alchemist (アルケミスト)

かさなりの冒険の始まり

大地、太陽を思わせる情熱的な香り

 Teatree:Rosemary:Clove

 

 

・Teatree (ティートリー)

科名:フトモモ科

精油抽出部分:葉

芳香:強く、薬に似た樟脳のような香り。苦味を含んだ甘い香りもある。

 

オーストラリアの原住民たちは古くからティートリーの薬効を認め、ティートリーの葉を熱湯に浸し、風邪や咳、頭痛の薬として飲んだり、木から葉を摘んで噛んだりしていました。オーストラリアに入植したイギリス人たちは原住民たちにならい、薬の代わりにティートリーの葉を使用していました。1927年頃にはヨーロッパへと伝わり、その素晴らしい殺菌・消毒効果はたちまち注目を集めました。

 

1933年版のブリティッシュ・メディカルジャーナルには「ティートリー油は病因を根絶やしにするばかりではなく、感染症の再発を予防する衛気(皮膚や鼻・気管支などの粘膜細胞を強化して免疫力を整え、外的刺激から体を守ることを)強める力をもつ」と書かれています。

 

ティートリー油は、感染症を防いだり、免疫力を高めたりする他、肺や神経系を強壮する働きでも知られます。この精油は風邪や管支炎などの感染症や、副鼻腔炎などに適します。また、浄化力が強く、弱った心をリフレッシュさせて整える力があります。

 

・Rosemary (ローズマリー)

科名:シソ科

精油抽出部分:葉と花の咲いた先端部分

芳香:クリアでしみとおるような、リフレッシュさせるハーブ調の強い香り

 

ギリシャ人とローマ人は、古くからローズマリーを生きているものには慰めを、死者には平安を与える聖なる植物だと考えていました。神々の像をローズマリーの枝で飾り、またこれを薫香として炊いて悪霊をはらっていました。

 

ローズマリーには若返り効果があると古くから知られ、ハンガリーの王妃エリザベートは高齢になってローズマリーの洗顔剤を使用し、若々しい外見を取り戻したと言い伝えられています。

 

ローズマリー油は脳細胞を活気づけ、記憶力を増進させます。心が弱っているときや疲れ気味のときに効果的です。また、月経痛を和らげ、少量月経を正常にします。ローズマリー油には利尿効果があり、セルライトやダイエットにも役立ちます。

 

・Clove (クローブ)

科名:フトモモ科

精油抽出部分:花 蕾

芳香:強い、スパイシーでしみとおるような香り

 

クローブは感染症抑止剤として、ペストのような伝染病の予防に使用されてきた長い歴史があります。その事実を裏付ける出来事として、かつてオランダ人たちがモルッカ諸島のクローブ樹を切り倒してしまった後、現地では多くの疫病が流行ってしまいました。また、インドではクローブのスパイスとしての消化促進効果が認められ、同時に愛の薬としても用いられました。

 

クローブ油は、記憶力を高めて、鬱々とした気分を抑制し、明るい気分を高めます。体に対しては、消化器系に効果的なことが知られています。消化管がぎゅっと引き締まる働きを減少させて腸内に溜まったガスを排出します。また、クローブ油には痛みを和らげる特性があり、歯痛・関節炎の痛みや口内炎による痛み、緊張性の頭痛にも役立ちます。

 

非常に強力な殺菌効果を持ち、感染症が流行する時期には空気を清浄したり、殺菌したりと欠かせません。

 

 

No.1 Alchemist を使用した商品はこちら

LANDSCAPE AROMA No.1 Alchemist

ハコイリネコ Beni

カタイリネコ African Black

COSMIC CUBE Aries(牡羊座)

COSMIC CUBE Capricorn(山羊座)

 

参考文献:

アロマテラピーのための84の精油(1992/12/10)

ワンダ・セラー (著), 高山 林太郎 (翻訳)

スピリットとアロマテラピー 東洋医学の視点から、感情と精神のバランスをとり戻す(2000/12/25)

ガブリエル モージェイ  (著), 前田 久仁子 (翻訳)

アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際 (1985/8/30)

ロバート ティスランド (著), 高山 林太郎 (翻訳)

ハーブの魔術(2001/10)

マーガレット ピクトン (著), 佐藤 美保 (翻訳), 森川 由実子 (翻訳), 田中 瑞恵 (翻訳), 山口 香 (翻訳)