No.3 Monets garden

9.kyuu 処方箋

LANDSCAPE AROMAに使用される精油の歴史と特徴

 

 

No.3 Monets garden (モネの庭)

モネの描く庭で踊る

水辺に咲く花々と軽やかに踊る香り

Grapefruits:Lemon:Clarysage

 

 

 

・Grapefruits (グレープフルーツ)

科名:ミカン科

精油抽出部分:果皮

芳香:甘くて鋭い、リフレッシュさせる香り

 

グレープフルーツは木の起源も名前の由来も確かではなく、おそらくスイートオレンジとポメロ、あるいはシャドックの交配種ではないかと考えられ、18世紀頃から栽培が始まったと言われています。

 

グレープフルーツ油は、穏やかな利尿作用があり、余分な体内の水分を排出し、脂肪の分解を助けます。また、鬱滞を除去する作用があることから、むくみやセルライト、体重増加、肥満にも適しています。また、グレープフルーツ油は収れん作用と浄化作用もあり、オイリー肌やニキビ肌、シワなどの気になる肌年齢のサインにも効果的です。

 

柑橘類の精油の特徴として、グレープフルーツ油にも気滞に働きかけ、滑らかに流す力があります。緊張しやすかったり、イライラしたり、移り気の心理状態に良く作用します。

 

 

・Lemon (レモン)

科名:ミカン科

精油抽出部分:果皮

芳香:新鮮で軽く、酸味のある香り

 

古代の人々はレモンの果皮を衣類の香りづけと虫除けに用いました。しかし、レモンの薬効を十分に認めたのは17世紀後半、薬剤師ニコラス・レメリーです。1698年の著書の中で、彼はレモンには浄血作用と駆風作用(胃、腸などのガス排出)があると記しています。さらにイギリス海軍が長い航海中の病気に打ち勝つために、大量のレモンを発注したことからその名声は高まります。

 

レモン油は、体全体を浄化する力を持ち、その抗ウイルス作用は風邪や流行性感冒によく、特に黄色や青味を帯びた痰や鼻水が出る時に効果的です。また、空気の殺菌にも効果的です。

 

すっきりとした酸味が特徴のレモン油は集中力を増し、頭の働きをよくし、さらに不安を和らげる作用もあります。さらに肌への効果としては、皮膚細胞のターンオーバーを促進し、肌トーンを明るくするという特徴も見られます。

 

 

・Clarysage (クラリセージ)

科名:シソ科

精油抽出部分:葉と花の咲いた先端部分

芳香:ハーブ調で、やや重いナッティーな香り

 

クラリセージという名前は、「明るい」あるいは「清浄な」を意味するラテン語の「クラルス」からも由来しています。伝統的には、クラリセージの種子から浸出液が作られ、疲れ目や目の腫れに用いられていました。かつてローマ人はクラリセージをherba sacra(聖なる薬草)と呼んでいたことからも、そのたぐいまれな評判を得ていたことがわかります。

 

非常に鎮静力が強いため、クラリセージ油を使うと、ものごとに集中することが困難になります。逆に言えば、非常に高いリラックス効果があり、幸福感が得られ、疲労回復に最適です。頭痛や偏頭痛にも有効です。

 

クラリセージ油は、とりわけ、ホルモンバランスを調整する作用で知られ、PMS

を軽減し、少量月経を正常化し、筋肉の緊張をほぐすことから月経に伴う腰痛も緩和します。また、むくんだ肌にも有益です。

 

 

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LANDSCAPE AROMA No.3 Monets garden

ハコイリネコ Ki

カタイリネコ Carrot Cucumber Aloe

COSMIC CUBE Cancer(蟹座)

・ツクレルネコキット004

 

 

参考文献:

アロマテラピーのための84の精油(1992/12/10)

ワンダ・セラー (著), 高山 林太郎 (翻訳)

スピリットとアロマテラピー 東洋医学の視点から、感情と精神のバランスをとり戻す(2000/12/25)

ガブリエル モージェイ  (著), 前田 久仁子 (翻訳)

アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際 (1985/8/30)

ロバート ティスランド (著), 高山 林太郎 (翻訳)

ハーブの魔術(2001/10)

マーガレット ピクトン (著), 佐藤 美保 (翻訳), 森川 由実子 (翻訳), 田中 瑞恵 (翻訳), 山口 香 (翻訳)