9.kyuu 簡単で楽しい美容の知恵袋 2月号「カカオで洗ってやわらか艶肌へ」

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カカオで洗ってやわらか艶肌へ」

 

今回は、バレンタインも近いので、カカオを使ったアンチエイジング美容法をご紹介したいと思います。

 

カカオといえばチョコレートですよね。健康思考も高まり、チョコレートも砂糖や添加物が少ない高カカオチョコレートが人気ですが、そもそもカカオは、紀元前2000年頃から食べられ、昔は不老長寿の薬として使われていたといいます。

 

 

カカオの美容成分の一つに「ポリフェノール」があります。ポリフェノールは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用がある栄養素です。ポリフェノールといえば赤ワインですが、実はこの赤ワインよりも多くのポリフェノールが含まれています。
なんと赤ワインの2倍もの量が含まれているそうです。

 

 

また、チョコレートには「フラボノイド」も含まれています。
皮膚の血行をよくする効果があり、例えば紫外線からお肌がダメージを受けにくくなったりします。

 

 

また、カカオプロテインは難消化性の物質で、消化吸収されず、便の基材となります。さらには、腸内細菌のエサとなり、整腸作用も担います。

 

腸内環境が整うと、アンチエイジングに効果を発揮するだけでなく、免疫機能や新陳代謝の向上にも大きな影響を及ぼすといわれています。

 

 

そんなカカオですが、チョコレートの食べ過ぎは避けたいので、今回は、カカオポリフェノールを身近なコスメに取入れてみたいと思います。

 

 

コスメとしてお肌に使うことで、お肌を柔らかくしたり、汚れを落としやすくしたり、カカオの香りがもたらすリラックス効果が得られます。

 

 

<バレンタインにプレゼントしたいチョコ石鹸作り>

 

 

コロナ禍で、手洗い習慣が増え、手荒れしない石鹸や、手洗いを楽しくする石鹸など注目を集める中、今年は、友チョコ代わりにチョコ石鹸をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

お子様でも安心して作れる、熱を使わず手でこねるだけの「リバッチクレイキット」を使えば、粘度のようにこねるだけで簡単に石鹸が作れます。このキットの中にはカカオパウダー(ココアパウダー)は入っていないので、純ココアパウダー (カカオ100%)は別に用意します。

 

手の温度で柔らかくなる石鹸なので、こねてココアパウダーを混ぜ、好きな形にします。そのまま2~3日室温で置いておくと固まり使えるようになります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。チョコレートだけでなく、カカオをコスメに取入れることで肌を健やかに保ち、尚かつ楽しい手作りとカカオの香りで癒されてみませんか。

 

 

9.kyuu producer/ SAORI SUGENO

大学で農芸化学を研究し美容家として300以上のアイテムを世に送り出している。現在はエシカルでサスティナブルな化粧品開発の傍ら大学や高校でビューティービジネスやSDGsについての講義を行なっている。忙しい二児の母ちゃん。9.kyuuのお便りでは簡単で軽やかな美容の知恵をご紹介。